イェルガチェフェの南部ゲデブ郡ウォルカ市の
「アダメ・マゾリョ地区の小農家が生産した豆」
と指定したロットが入荷しました。
LCFでは、2019年よりイェルガチェフェ地域の中でも
標高が高くコーヒー 栽培環境の条件が良い
ゲデブ地区の中から
ハロハディ、クレイウォット、ウレインニーチャ
そして今回のアダメ・マゾリョの4集落の豆を
「集落単位」での商品化に取り組んでいます。
これはエチオピアでは非常に稀有な取り組みです。
この4つの集落は同じエリアではあるものの、
地形や標高が異なり、それが味わいの違いとして出ます。
ここ数年素晴らしい品質を安定して届けてくれている
ウォルカステーションにチェリーを持ち込む集落の中の
今回のアダメ・マゾリョ集落のコーヒーは、
クリーミーな口当たりで、
ほのかにラズベリーのような風味を感じられます。
他のウォルカ3種類に比べて果実味や華やかさは
穏やかで上品な印象ですが、
ミルク チョコレートのような滑らかさや甘いコクが特徴で、
コクと甘さのバランスが優れたコーヒーです。
現地の生産者の方の協力もあり、
ついにエチオピアにおいて
集落単位の商品化まで辿り着くことができました。
さらには期待通りに個性が光る風味の違いも出ました。
この地にこの先どのような進化、深化があるか、
今後も目が離せません。
是非、エチオピアの奥深さを感じる今回のコーヒーもお楽しみください。
【概要】
所在:南部諸民族州 ゲデオ・ゾーン ゲデブ・ウォレダ ウォルカ・ケベレ アダメ・マゾリョ
※Region=州、Zone=郡、Woreda=市・町・村、Kebele=地区 といったイメージ
※ゲデオゾーンはゲデオ族の住む地域で住民の大多数はゲデオ族
標高:周辺農家 約2,250m
収穫:農家が手収穫し、収穫したチェリーはハンドソーティング
ウェットミル工程:イルガチェフェの一般的なウォッシングステーションと同様と思われるが訪問する予定なのでその際に確認。
ドライミル工程:アジス・アベバのドライミル
脱穀→異物除去→スクリーン選別→比重選別→電子選別→ハンドピック
※新型の設備を備えたドライミルでカラーソーターの精度も良好。選別精度が飛躍的に向上している。ハンドピックは必要なロットにのみ施される。
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