イエメンは伝統的な製法、品種が残っている特殊な産地で、
香味においても個性的な特徴を 備えています。
今回のハラーズは、イエメン最大の産地で西部サナア県ハラーズ地区の
標高 1900-2400mという高地で栽培されたコーヒーです。
独特の風味を醸し出す高品質なイエメンコーヒーで、
ブランデーをイメージさせる芳醇な香味です。
個性的なコーヒーを昔ながらの伝統的な製法で
作り上げているイエメンですが、
今回の豆は、2020年8月、当該輸出業者が共同研究の結果として
「ティピカ系、ブルボン系いずれにも属さず、
イエメン国内で 独自に発展を遂げた固有の品種グループがあることを発見し、
それをイエメニアと名付けた」 と発表したもので、
昨年販売し好評でした。
各農家で収穫されたチェリーを輸出業者が直接買い付けており、
その際未成熟や過熟のチェリーを見分けて取り除くような農業指導も
同時に行われています。これにより品質が格段に向上しています。
過去イエメンの豆を扱ってきましたが、
決して綺麗と呼べる外見ではありませんでしたが、
今回のイエメンは、欠点豆も少なく、きれいで粒も揃っています。
味わいもクリーンな仕上がりです。
今や死語になりつつある「モカ」の本物がここにある
と言っても過言ではない素晴らしさです。
是非どうぞ!
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