イルガチェフェ最高峰ともいえる「ウォテW.S.」の
ウォッシュト精製です。
マスカットを思わせる透明感のある甘みが感じられます。
エチオピアのコーヒー生産エリアのなかでも、
特に華やかさのあるカップキャラクターが特徴のイルガチェフェ。
そのイルガチェフェの町の中心から6キロほど南下した場所にある
「ウォテステーション」で精製されたコーヒーです。
安定して高品質のコーヒーを生み出していて、
とても信頼できるステーション(精製工場)のひとつでしたが、
ここ数年は品質が芳しくない状態でした。
しかしこの地域はイェルガチェフェの中でも標高が最も高い地域であり、
高品質豆が生まれる可能性が高いことから、
今回、標高2300m以上の樹から採れたチェリ
ーのみを
使用した商品を販売します。
これによりウォテW.S.で作られたウォッシュト精製らしい、
ジャスミンの花を連想させる明るく華やかな香り、
マスカットを思わせるきれいで
上品な風味が素晴らしいコーヒーに仕上がっています。
温度が下がってくると透明感のある甘みや丸みのある触感が表れ、
桃のような味わいも感じられます。
クオリティも非常に高く「これぞイルガチェフェ!」という
香りとフレーバーが備わっています。
華やかさとスパイシーさ、柑橘系のフルーティさは
典型的なイルガチェフェの香味です。
5年ぶりの販売です。
Naturalとの比較でも是非どうぞ。
(概要) ●所有:メクリア・メルガ
●所在:南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / イルガチェフェ・ウォレダ / ウォテ・ケベレ※Region=州,Zone=郡,Woreda=市町村,Kebele=地区 といったイメージ※ゲデオゾーンはゲデオ族の住む地域で住民の大多数はゲデオ族※この土地を発見した人の名であるWotteが土地の名前となった。イルガチェフェウォレダとコチェレウォレダの境に位置するケベレでイルガチェフェの中でも特に標高の高い地区。
●標高:・ウェットミル2,050m・生産者2,300m以上に限定ウォテWSにチェリーを持ち込む農家の大半は1,900m-2,200mに位置する。加えて、チェリーを運搬するのは重労働であるため、基本的にWSより標高の高いところから納入されるのが一般的であることからウォテWSのコーヒーはほぼ2,000m以上で構成されていると言っても良く、イルガチェフェの中でも高い品質を作り出している要因となっている。さらに、本ロットは、ウォテの中でも最も標高の高い2,300m以上の農家由来のチェリーに限定し仕立ててもらった。リクエストした理由は、近年のウォテの品質が芳しくなくサンプル段階で不合格を繰り替えてしていたから。過去に使用していたウォテは標高でしばったロットではなくカップで選択したロットであったが、当時の輸出業者カッパーのスキルが非常に高かったため、LCFの求めるカップを理解しカップでロットを選択することで必然的に標高の高いロットが選択されていたと推測した。
●収穫:手収穫し、収穫したチェリーをハンドソーティング
●ウォッシュト工程:夕方から脱肉を始め、ウェットファーメンテーション、水路で水洗を施す、オーソドックスなイルガチェフェのウォッシュト精製。
●ナチュラル工程:選別されたチェリーをアフリカンベッドで20日程度乾燥。乾燥中は1ベッドに4人ずつ配し、移動しながら各ベッドを順番に攪拌しながら手選別を施す。
●ドライミル工程:20-21クロップまで外部委託していたが、選別精度やロットの取り違えが発生していたため、メクリアがアディスアベバの建物を借用し設備を導入。自身での選別を開始した。脱穀→異物除去→スクリーン選別→比重選別→電子選別→ハンドソーティ