イェルガチェフェの南部ゲデブ地区のウォルカ地区クレイウォット集落の
小農家が生産した豆を指定したロットが入荷しました。
高い品質と優れたキャラクターのコーヒーを届けてくれている優良ステーションで
特にこの集落は、2,200mにも到達する標高があります。
これまで扱ってきたステーションも2,000m前後と比較的高標高でしたが、
このコーヒーが獲れた場所は、
近隣エリアはもちろん同国のなかでも非常に高い標高となります。
無条件に「高標高=良いコーヒーが獲れる」ではありませんが、
現地で収穫されるチェリーは、
その寒暖差を存分に活かした高い熟度を誇っています。
なだらかな景観、昼夜の寒暖差、有機質肥料、肥沃な土壌など、
コーヒー栽培に適した土地です。
ステーションと農家が一体となって
継続的かつ品質の高いコーヒーを生産しようとする姿勢で
とても魅力を感じる生産者です。
ウォッシュドらしい瑞々しい快活なさんと爽やかな風味。
軽やかな口当たりでレモンのような香りに花の蜜を思わせる甘さ。
是非お楽しみください。
【概要】
【ウォルカ・ウォッシングステーション】
※ウォルカ・ケベレには複数のW.S.があるが、いずれもウォルカW.S.と呼ぶことが一般的。
・所在:南部諸民族州 / ゲデオ・ゾーン / ゲデブ・ウォレダ / ウォルカ・ケベレ
※Region=州,Zone=郡,Woreda=市町村,Kebele=地区 といったイメージ
※ゲデオゾーンはゲデオ族の住む地域で住民の大多数はゲデオ族
・ウェットミル工程
1. 脱肉
2. 発酵槽にて発酵
3. 水洗
4. 水路にて比重選
5. アフリカンベッドにて天日乾燥とハンドソーティング
※エチオピアの一般的な工程だが、スタートのチェリーの熟度とベッド上での選別精度が非常に高いことが生豆の品質を支えている。
・ドライミル工程
1. 粗選別
2. 脱穀
3. 異物除去
4. スクリーン選別
5. 比重選別
6. 電子選別7. ハンドソーティング(必要とされるロットのみ)
※アジス・アベバにあるドライミルの中でも充実した設備と管理体制で、高い選別精度を誇っている。
集落4:クレイウォット
・所在:ウォルカ・ケベレ / クレイウォット
※ウォルカW.S.の西側に位置する
・標高:約2,000-2,250m
・収穫:手収穫した後、チェリーを手選別
・その他 2019年の取材時にこっちの方角にも標高の高い所があると聞いた集落。訪問を試みるとステーション近くの道から急坂をひたすら登る道で、集落の入口付近までしか辿りつけず時間切れ。高低差のある環境であることはわかった。
カテゴリ一覧